医療技術職のご案内

心理相談室

皆様へ

当院では、全病棟の入院患者さんを対象に、主治医の依頼に応じて、病床で心理カウンセリングを行っています。
また、必要に応じて入院患者さんのご家族と心理面接も行っています。
入院中に関わった患者さんやご家族には、退院後外来で一貫して支援を継続することも可能です。
ご希望される場合は、主治医または看護師、リハビリスタッフにご相談ください。

心理相談室の概要

全病棟の様々な患者さんへの心理カウンセリングに加えて、緩和ケアチーム、認知症・せん妄ケアチーム、心臓リハビリチーム、病棟カンファレンス、各種委員会など、多職種の中で横断的に患者さんを支援する活動をしています。
また、職員である医療従事者のメンタルヘルス支援、地域の学校や医療機関からのご相談にも応じています。
その他、心理専門職を養成する指定大学院からの依頼に応じて大学院生の実習を受け入れ、教育・指導を行っております。

心理相談室の特色

当院には、公認心理師と臨床心理士の両方を取得しているスタッフがおります。
様々な治療経過の中であっても、患者さんをめぐって多職種と連携し、できるだけ多くの患者さんの心理的支援を行えるように日々活動しております。
精神症状を有する患者さんには院内の精神科医と連携を取って関わる、「リエゾン」と呼ばれる橋渡しの機能も担っております。
例えば、救急搬送で緊急入院となった患者さんの中で、専門的に介入が必要と判断した患者さんを早期に訪室して、迅速な心理的支援や精神科治療に繋げる役割を担っています。
当院外来で心理カウンセリングや心理療法を希望される場合、外来診療部門は「さやま総合クリニック」となります。
不登校といった子どものメンタルヘルス支援をはじめ、発達障害の精査、薬に頼らない不眠症の睡眠衛生指導、メンタルで休職中の心理的支援など、幅広い専門領域に対応しています。
下記のホームページをご参照頂き、外来予約センターまでお問い合わせください。

心理相談|さやま総合クリニック

スタッフ紹介

構成人数(2024年2月現在)
2名

認定資格者(2024年2月現在)
臨床心理士:2名
公認心理師:2名
第一種衛生管理者:1名

鈴木 康弘

役職

心理相談室 係長

専門分野・得意とする手技

臨床心理学、心理検査法、精神科コンサルテーション・リエゾン、児童・思春期のメンタルヘルス、産業精神保健学

認定資格等

公認心理師
臨床心理士
第一種衛生管理者
修士号(心理学)
日本学校メンタルヘルス学会 評議員・常任編集委員
日本サイコオンコロジー学会 心理職アドバンスドコースⅡ修了
医療福祉系専門学校 非常勤講師(精神医学・認知学習心理学)

学術論文

鈴木康弘(2020年)
『スクールカウンセリングに役立つ医療心理臨床 ―教育と医療をつなげる―』 学校メンタルヘルス,Vol.23,No.2:139-143.