EMT課ページ。急性期医療・外来・入院・手術を行う埼玉県狭山市の病院

EMT課の概要

病院に勤める救急救命士の役割として、救急患者（救急車、ドクターカー、ヘリコプター、自力来院）の入口と出口を任せられております。

■入口

救急患者のERでの入口として、救急隊から年間約9,000件の収容依頼に対応します。
救急隊からの様々な情報を聴取整理し、救急担当医師へ受け入れを依頼します。救急患者が搬送されてきた際には、患者の容態をいち早く把握して初療へつなぎます。
他院より発生した大動脈解離など心臓血管外科手術を必要とする症例、急性期脳梗塞やクモ膜下出血など血管内治療を必要とする症例、呼吸循環状態が不安定な症例等々の搬送に対応すべく、医師同乗によるドクターカーの運用をしております。
屋上ヘリポートを有していることから、ドクターヘリ、並びに消防防災ヘリの対応も行っております。

■出口

救急患者のERの出口として、診察及び検査にて診断のついた救急外来患者が様々な事情から転院となる場合があり、これもEMT課で対応しています。
医師・看護師から情報を収集し、患者ご本人並びにその家族と話し合い、適切な病院を選択して、受け入れ依頼の連絡を行います。受け入れ了解の場合、必要書類をそろえて転院の準備をします。
転院搬送の際には、介護タクシー、民間救急搬送業者、または救急車の選択を行い手配します。必要に応じ、EMT課の救急車による搬送も行っております。

■屋上ヘリポート

当院の屋上ヘリポートは、埼玉県ドクターヘリ、埼玉県防災ヘリのほか、近隣都県の防災ヘリも離着陸可能で、長距離搬送、山岳救急、災害医療での活用が期待されています。
ヘリコプターによる搬送の連絡があった際には、EMT課が軸となり、受け入れ診療科医師、ERの医師・看護師、院内防災センターなどと連携し、速やかに対応します。

■ドクターカー

ドクターカー搬送では、埼玉県、および近隣都県の医療機関において、当院での手術などの高度な治療が必要と判断された患者を、医師・看護師・救急救命士が乗車した救急車でお迎えに上がります。
車内には、ドクターカー用に選定した各種薬剤、点滴ポンプ、心電図モニター、人工呼吸器、長距離搬送に備えた大容量酸素ボンベを搭載しています。人工心肺などの大型医療機器の車載のためのレイアウトや電源確保も行っており、必要に応じて臨床工学技士が同乗します。
現在は、心臓血管センター、低侵襲脳神経センター、ER総合診療センターへの紹介患者に対応しています。

EMT課の特色

もともと救急救命士は、消防行政における救急活動の際に整備された国家資格です。 各消防本部から選抜された職員が救急救命士の研修所で勉強と訓練を重ね、国家試験に合格し救急救命士として救急現場でその資格を活かしてきました。
近年、救急救命士の国家資格取得を目指す大学並びに専門学校が多くなり、救急救命士資格者の職域拡大が必要となってきています。
そのような社会環境のなか、EMT課は救急現場と医療を結ぶために救急隊と連携をとり、地域の救急医療をコーディネートする救急コーディネーターとしての活躍が期待され、その人材育成に取り組んでいます。

医療技術職 募集情報

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