診療科のご案内
メンタルヘルス科
皆様へ
当院常勤1名、さやま総合クリニック常勤1名の常勤医師2名と非常勤医師で、各医師の専門領域を活かした診療を行っております。
メンタルヘルス科が扱う主な病気
うつ病、統合失調症、躁うつ病、パニック障害、適応障害、不安障害、更年期障害、月経前症候群、ストレス性疾患、心身症、広汎性発達障害、注意欠陥多動障害(ADHD)、認知症など老年期の精神疾患、アルコール依存症、てんかん、思春期・青年期の問題など
メンタルヘルス科の概要
メンタルヘルス科の特色
うつ病、統合失調症、パニック障害などの代表的な精神疾患のみならず、更年期障害、月経前症候群、ストレス性疾患、心身症、てんかん、思春期・青年期の問題まで幅広く対応しております。精神科薬物療法においては以前は当たり前のように行われていた向精神薬の多剤併用に関して近年では副作用などの観点から多くの問題が指摘されるようになりました。当科ではできるだけ向精神薬に頼らない全人的な治療を目指しています。具体的には東洋医学的な診察(舌診、腹診、脈診など)に基づく漢方エキス剤による治療を行っています。また私たちの身体は摂取した栄養から構成されており、精神と密接に関連する脳も例外ではありません。摂取した栄養に偏りがあれば精神状態にも大きく影響するという視点から栄養医学的治療も取り入れています。食事の他にも睡眠、運動などの基本的な生活習慣の是正を重視しています。必要に応じて院内の臨床心理士と連携し各種の心理検査、カウンセリング、心理療法を行っています。これらの治療により向精神薬を減量・必要最小限とし、場合によっては終了することを心がけています。現在、特に多剤の向精神薬による副作用でお困りの方、心理カウンセリングを希望される方も当科にてご相談ください。診療の性質上、特に初診の診察には時間がかかりますので、電話予約の上、出来ればご家族を伴ってご来院ください。また現在、他院にて治療中の方はできれば紹介状をご持参の上での受診をお願いいたします。当院メンタルヘルス科には入院病棟がないため、さやま総合クリニックでの外来診療が中心で、入院治療が必要と判断される方については近隣の精神科病院、大学病院などを紹介させていただいております。他科に外来受診中や入院中の方でメンタルヘルス的な問題が生じた場合、担当医の依頼に応じて診療するコンサルテーション業務も行っております。
治療実績
外来では月平均でのべ700人程度の方が来院されます。疾患としてはICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)にてF4(神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害)、F3(気分障害)などを中心に幅広い疾患の方を診察しています。また身体科の入院病棟におけるリエゾン診療はせん妄を中心に年間100人程度の新患の方を診察しています。
医師プロフィール
竹野 良平
役職
診療科長/精神科副部長
専門分野・得意とする手技
精神科一般 漢方治療
認定資格等
日本精神神経学会専門医・指導医
精神保健指定医
お問い合わせ
埼玉石心会病院
TEL.04(2953)6611