母指CM関節症の治療の話
2022-10-14
「母指CM関節症」とは?
あまり耳慣れない病気ですが、分かりやすく述べると「親指の付け根の関節の変形性関節症」のことです。
母指CM関節症の症状は、物をつまむ時やビンのふたを開ける時など母指(親指)に力を必要とする動作で、手首の母指の付け根付近に痛みが出ます。
進行するとこの付近が膨らんできて母指が開きにくくなります。
また母指の指先の関節が曲がり、手前の関節が反った「白鳥の首」変形を呈してきます。
原因と病態は、母指の手前の甲の骨(第1中手骨)と手首の小さい骨(大菱形骨)の間の関節(第1手根中手骨関節:CM関節)は、母指が他の指と向き合ってつまみ動作ができるように大きな動きのある関節です。
その分使い過ぎや老化に伴って、関節軟骨の摩耗が起き易く、進行すると関節が腫れ、亜脱臼してきて母指が変形してきます。
今回の動画では、
・母指の機能
・母指CM関節症とは?
・母指CM関節症の診断
・当院で行っている治療
主にこれらについて、埼玉石心会病院整形外科診療科長の山田哲也医師が解説させていただきます。
ぜひご覧ください!