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日本病院学会で3名が発表しました

ニュース2016-06-29

第66回日本病院学会(学会長:望月泉・岩手県立中央病院 院長)が平成28年6月23・24日、岩手県の盛岡市で行われました。今学会のメインテーマは「医療人のあるべき姿BUSHIDO(智・仁・勇)をもって ―地域を支える医療、地域が育む医療―」です。埼玉石心会病院からは3名の職員が、それぞれの研究や経験を発表しました。

 

日本病院学会は、医師や看護師だけでなく、コメディカル、事務職員など、医療に携わるすべての職種が一同に顔を合わせ、それぞれの問題や経験を共有する大規模な学会です。シンポジウム、ワークショップ、ランチョンセミナーなど多彩なプログラムが用意され、当院の職員は、一般口演とポスター発表に参加しました。

 

 

■沖田紀之(埼玉石心会病院 CE室)

『当院における在宅血液透析導入の経験』

当院では2013年より在宅血液透析を開始。患者アンケート・聞き取り調査からは、仕事ならび私生活の充実、食生活の充実から高いQOLが得られており、日常生活活動が高い透析患者にとって最適な治療法だといえる。適応ある患者には積極的に勧めていきたい。

一方、施設透析の利便性と比較すると、在宅血液透析移行へのハードルが高いことも事実であり、どう広げていくかが今後の課題である。

 

 

■小倉弥生(埼玉石心会病院 コメディカル部薬剤室)

『糖尿病患者を地域で支える医療に向けての取り組み』

ここ数年、様々な糖尿病治療薬が発売。既存の糖尿病薬も含めると多数の患者に使用されているが、現場では薬剤について一元的に情報を得る場が少ない。分かりやすく、すぐに患者指導に結びつく薬剤の知識を習得する場が必要であると考えられた。

埼玉西部地域の糖尿病患者に接する機会の多い医療関係者対し、糖尿病治療薬の講演を薬剤師が行うことにより、薬剤の知見を広めることができた。

 

 

■岩田学(埼玉石心会病院 医事業務課)

『当院における救急入院の分析 〜ホールディング入院の採算性を視る〜』

当院は救急指定病院として断らない救急を実践するべく24時間対制で患者を受け入れているが、入院扱いでは殆どのケースでDPC扱いとなってしまい、薬剤や検査が出来高として算定出来ていないことが分かった。このことから外来扱いとするのが望ましいが、運用上の問題等、様々な要因が絡む事であり、少しずつ改善出来るよう提言していきたい。

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