医療技術職のご案内
皆様へ
当院では急性期医療と地域に密着したリハビリテーションを目指し、入院(一般急性期・回復期)リハビリテーションを実施しています。
特に脳卒中リハ、心臓リハ、整形外科リハにおいては術後早期から介入し、365日リハビリを行えるよう体制を整えています。
また、それぞれの病棟にリハビリ専門スタッフを配置し、多職種(医師・看護師・医療ソーシャルワーカー)と患者さんの情報共有が円滑にできるよう、複数の職種が連携を取り合うチーム医療を実践。自宅に帰られた後も外来・訪問リハビリテーションが受けられ、安心して生活ができる環境にしております。
リハビリテーション部の特色
当院は、急性期病棟、回復期リハビリテーション病棟に分かれています。
■急性期
急性期病棟では、早期に介入し早期離床を促すアプローチを展開していくことで、患者さんの機能回復の向上に努め、安全で質の高いリハビリテーションを提供しています。
■回復期
回復期リハビリテーション病棟では、自宅・社会復帰を目的とした身体機能および日常生活動作(ADL)の回復と社会生活に向けた動作練習が大きな目標となります。 1日2~3時間、個々に合わせた適切なリハビリを提供し、患者さん家族の要望にもお応えできるよう、チームとして努めております。また、実際に担当者がご自宅へ伺い生活環境チェックをして、家屋評価なども積極的に行っています。
言語聴覚士の紹介
言語聴覚士(Speech Therapist)は、コミュニケーションが困難になってしまった(失語症・構音障害)方々、食べる力が低下した、飲み込みが困難になってしまった(摂食嚥下障害)方々に対して専門的な評価・訓練をするリハビリテーション専門職です。
■コミュニケーション障害に対するリハビリテーション
脳卒中などにより「話す」「聴く」「読む」「書く」ことが障害される失語症や構音障害に対して、詳細な評価をしていきます。
一般的になじみの薄い失語症という障害に関してご家族に理解を深めていただくための説明や、コミュニケーションを行う際の注意点や工夫を指導いたします。
■摂食嚥下障害に対するリハビリテーション
脳血管疾患や加齢により食べるための舌や喉の機能が低下した患者さんに対して、主治医の指示のもとに専門的な評価を実施します。病状に応じた訓練や食事内容の検討を行い、患者さんやご家族へ指導を行います。
また、安全に食べるための姿勢や環境、食具等を理学療法士や作業療法士、看護師、栄養士と相談・検討し、チームで取り組んでいます。
嚥下障害に対する専門的な検査を全診療科より依頼を受け、嚥下造影検査(VF)・嚥下内視鏡検査(VE)も実施しております。
当院の言語療法室は、3、4階の病棟フロアにそれぞれ1室、5階の回復期病棟フロアには2室、合計4室備えております。
スタッフ紹介
構成人数(2024年8月1日現在)
100名(男女比55:45)
理学療法士:60名
作業療法士:31名
言語聴覚士:9名
認定資格者(2024年8月1日現在)
- 3学会合同呼吸療法認定士:10名
- 心臓リハビリテーション指導士:6名
- 腎臓リハビリテーション指導士:1名
- 脳卒中認定理学療法士:5名
- 運動器認定理学療法士:4名
- 循環認定理学療法士:2名
- 呼吸認定理学療法士:1名
- 介護支援専門員:1名
- 住環境コーディネーター:2名
- がんのリハビリテーション研修修了者:16名
- 公認心理師:1名
- 認知症ケア専門士:1名
- 介護推進リーダー:1名
- 介護予防推進リーダー:1名
- 地域ケア会議推進リーダー:1名
- フレイル対策推進マネージャー:2名
- 登録理学療法士:19名
- ICLS:26名
- 臨床実習指導者講習会修了者:43名
竹田 浩明
役職
リハビリテーション部長
認定資格等
3学会合同呼吸療法認定士
小林 陽平
役職
課長
認定資格等
3学会合同呼吸療法認定士
脳卒中認定理学療法士
荒井 幹人
役職
課長
認定資格等
心臓リハビリテーション指導士
堀口 貴子
役職
主任
認定資格等
がんリハビリテーション研修終了
福原 弘之
役職
主任
認定資格等
心臓リハビリテーション指導士
3学会合同呼吸療法認定士
がんリハビリテーション研修終了
森田 照明
役職
主任
古津 政明
役職
主任
認定資格等
がんリハビリテーション研修終了
岡村 弘樹
役職
主任
認定資格等
がんリハビリテーション研修終了
杉水流 豊
役職
主任
認定資格等
公認心理師
がんリハビリテーション研修終了
宮園 康太
役職
主任
認定資格等
3学会合同呼吸療法認定士
腎臓リハビリテーション指導士
飯島 崇敬
役職
主任
認定資格等
脳卒中認定理学療法士
がんリハビリテーション研修終了
藤井 一弥
役職
主任
認定資格等
心臓リハビリテーション指導士
3学会合同呼吸療法認定士
呼吸認定理学療法士
安藤 淳一
役職
主任
認定資格等
がんリハビリテーション研修終了
松井 真理奈
役職
主任
認定資格等
介護支援専門員
がんリハビリテーション研修終了
仲 桂吾
役職
主任
認定資格等
脳卒中認定理学療法士
川野 拓紀
役職
主任
認定資格等
心臓リハビリテーション指導士
3学会合同呼吸療法認定士
学会発表・論文・ 執筆
<学会発表>
- PT 福原弘之 「心臓外科術後入院期間とフレイルの検討」についてポスター発表(セッション16 優秀賞受賞)
- 第29回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
- 2023年7月15日(土)〜16日(日) 横浜
- PT 川野拓紀 「心臓外科術後患者における術前身体機能と術後初期経過から100M歩行自立を早期に予測する」
- 日本呼吸・循環器合同理学療法学会学術大会
- 2023年9月2日(土)〜3日(日) 東京
- PT 小林陽平 「回復期テント下脳血管障害患者におけるバランス能力と認知、注意機能との関連性 ―SAMS―」
- 第21回 日本神経理学療法学会学術大会
- 2023年9月9日(土)〜10日(日) 横浜
- PT 川嶋浩己 「脳卒中後の重度意識障害に対して複合的な感覚刺激を行い一部意思疎通を図る事が可能となった症例」
- 第42回 関東甲信越ブロック理学療法士学会
- 2023年10月14日(土)~15日(日) 大宮ソニックシティ
- PT 飯島崇敬 「自宅退院可能な軽症脳梗塞患者における在院日数に影響する因子の検討」
- 第42回 関東甲信越ブロック理学療法士学会
- 2023年10月14日(土)〜15日(日) 大宮ソニックシティ
- PT 小糸郁也 「歩きスマホ中の視野制限が障害物跨ぎ動作に与ぼす影響」
- 第42回 関東甲信越ブロック理学療法士学会
- 2023年10月14日(土)〜15日(日) 大宮ソニックシティ
- OT 吹田怜奈 「抗MOG 抗体関連疾患の症例に対し認知行動療法にて社会復帰を目指した事例 A Case Study of Anti-MOG Antibody-Related Disease with Cognitive-Behavioral Therapy for Reintegration into Society」
- 第57回 日本作業療法学会
- 2023年11月10日(金)
- OT 村上浩基 「BAD による重度上肢麻痺を呈した症例に対し,複合的な介入により上肢機能の改善に至った一例 A case of severe upper limb paralysis due to BAD, in which upper limb function was improved by combined intervention」
- 第57回 日本作業療法学会
- 2023年11月10日(金)
- PT 村上飛向 「Lateropulsion が遷延化した症例に対し、運動失調に着目し運動療法を行った結果、歩行自立に至った症例」
- 11月 埼玉県理学療法士県士会 西部地区川越エリア 症例検討会
- 11月
- PT 水沢岳人 「特発性正常圧水頭症に対するシャント術後1 週間時の歩行機能非改善例の特徴」
- 第25回 日本正常圧水頭症学会
- 2024年2月17日(土)〜18日(日)
- PT 古谷直弘 「心不全患者の緩和におけるリハビリテーション介入の方法と効果 ―スコーピングレビュー」
- 第88回 日本循環器学会学術集会
- 2024年3月9日(土)
- ST 水沢沙也加「セルフアウェアネスを獲得し、社会復帰を果たした失語症の1例」
- 第18回 埼玉県言語聴覚士会学術集会文字言語にフォーカスする
- 2022年5月22日(日) Zoomミーティング
- OT 古津政明「複合的アプローチにより復職,趣味であるゴルフの獲得に至った,中等度麻痺を呈した事例 A case of moderate paraplegia where a multidisciplinary approach led to a return to workand the ability to play golf.」
- 第56回 日本作業療法学会 持続可能な社会を創る作業療法
- 2022年9月16日(金)~ 18日(日) 国立京都国際会館
- OT 糸日谷誠 「重度運動麻痺,失行を呈する患者に課題指向型アプローチを提供し復職に至った事例 A case of returning to work by providing a task-oriented approach to patients with severemotor paralysis and apraxia」
- 第56回 日本作業療法学会 持続可能な社会を創る作業療法
- 2022年9月16日(金)~ 18日(日) 国立京都国際会館
- PT 小林陽平 「回復期テント下脳血管障害患者における退院時歩行能力とMini-BESTestとの関連性 ~多施設共同研究 SAM-S~」
- 第20回 日本神経理学療法学会学術大会
- 2022年10月15日(土)~16(日) グランキューブ大阪
- PT 内田陸人「開心術後重症心不全・脳梗塞を発症した超高齢患者に対し、シャトルウォ-キングテストより負荷重量設定を実施し自宅復帰へ至った症例」
- 第31回 埼玉県理学療法学会
- 2023年1月22日(日) ウェスタ川越(川越市)
- PT 仲桂吾「発症6ケ月後より緩慢にADLが改善し、屋外歩行獲得に至った脳腫瘍の患者の症例報告」
- 第31回 埼玉県理学療法学会
- 2023年1月22日(日) ウェスタ川越(川越市)
- PT 荒井幹人「当院の外来心臓リハビリテーション」
- 第16回 埼玉心臓血管リハビリテーション研究会
- 2021年5月28日 オンラインにて開催
- PT 福原弘之「再発を繰り返す左下行枝狭心症症例に対し内服調整と心リハが着効した一例」
- 第27回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
- 2021年6月19日~20日 現地開催+WEB (幕張メッセ)
- ST 芦澤沙紀・PT 松岡穂奈美「低酸素血症を改善するためのリハビリテーションとケア」 ワークショップ
- 第43回 日本呼吸療法医学会学術集会
- 2021年7月3日~4日 横浜
- PT 仲桂吾「血栓回収療法後の遅発性神経症状悪化に関する機能評価を用いた後方視的調査」
- 日本脳血管内治療学会関東地方会学術集会
- 2021年8月21日
- ST 水沢沙也加「基底核損傷に伴い重度の皮質下性失語を生じた一症例の考察」
- 第45回 日本神経心理学会学術集会
- 2021年9月30日~10月1日 オンラインにて参加
- PT 中野奨洋「右大腿骨頚基部骨折術後の自宅復帰に向けた症例」
- 令和3年度 西部ブロック川越エリア症例検討会
- 2021年11月24日~25日(WEB)
- PT 山田夢香「左変形性膝関節症にて人工膝関節全置換術を施行した症例 ~残存する歩行時痛の軽減を目指して~」
- 令和3年度 西部ブロック川越エリア症例検討会
- 2021年11月24日~25日(WEB)
- PT 小林陽平「小脳性運動失調と高次脳機能、自己効力感との関係に関する検討 ~SAMI-S~」
- 第19回 日本神経理学療法学会学術大会
- 2021年12月18日~19日 in岩手
- PT 白石睦「低栄養状態に対する段階的負荷量設定により歩行機能が改善した症例」
- 第30回 埼玉県理学療法学会
- 2022年1月23日 オンライン開催・オンデマンド配信2022年1月23~2月6日
- OT 古津政明「中等度左片麻痺患者対する修正型CI療法とIVESを導入し,仕事復帰に至った事例」
- 第54回 日本作業療法学会でWEB発表
- 2020年9月25日~10月25日
- PT 小林陽平「機械学習を用いた急性期脳卒中患者における退院時 ADLの予後予測 ~多施設研究~」
- 第18回 日本神経理学療法学術大会(京都)
- 2020年11月28日〜29日 オンライン開催
- PT 内田陸人「急性心筋梗塞後、重度低心機能を呈した症例 ~呼吸・循環動態、負荷量調整に着目して~」
- 西武ブロック川越エリア症例検討会
- 2021年2月16日〜17日 オンライン開催
- PT 白石睦「補足運動野の障害により姿勢反射障害・初動困難・強制把握・自発性の低下を呈した症例に対する理学療法の経験」
- 西武ブロック川越エリア症例検討会
- 2021年2月16日〜17日 オンライン開催
- PT 小林陽平「機械学習を用いた回復期 脳卒中患者における自宅退院の予後予測の検討」
- 第37回 回復期リハビリテーション病棟協会研究大会
- 2021年3月1日~31日 in熊本(WEB)
- OT 武藤研吾「ADOC.ADOC-Hと課題施行型アプローチを併用し上肢使用頻度改善を認めた事例」
- 第37回 回復期リハビリテーション病棟協会研究大会
- 2021年3月1日~31日 in熊本(WEB)
- PT 仲桂吾「血栓回収術後における退院時FIMの検討」
- 第54回 西関東IVRセミナー脳血管治療とリハビリ
- 2019年6月1日
- PT 飯島崇敬「多施設共同研究における急性期脳卒中患者の自宅に関する」
- 第54回 西関東IVRセミナー脳血管治療とリハビリ
- 2019年6月1日
- PT 小林陽平「脳卒中患者における急性期入院時評価を用いた回復期リハ病棟退棟時点の歩行介助の有無に関する因子の検討」
- 第17回 日本神経理学療法学術大会(横浜)
- 2019年9月28日〜29日
- PT 松岡穂奈美「横隔膜運動とpump-handle motion に着目した胸郭コンピュータシミュレーション」
- 第6回 日本呼吸理学療法学会(名古屋)
- 2019年11月10日
- PT 仲桂吾「深層学習による入院時脳MRI画像を用いた脳梗塞患者の歩行自立可否の予測」
- 第24回 日本基礎理学療法学会(新潟)
- 2019年11月30日〜12月1日
- PT 山口雄士「壮年期重度片麻痺患者の回復段階に合わせ目標設定を行った症例」
- 埼玉県理学療法県士会 西部ブロック 川越エリア症例検討会
- 2019年12月4日
- PT 木村壮介「介護予防と地域・在宅での運動療法」
- 第3回 西東京運動療法研修会
- 2018年7月1日
- PT 小林陽平「急性期病院における軽症脳梗塞患者の自宅退院に影響する因子についての検討 〜多施設共同研究〜」
- 第16回 日本神経理学療法学術大会
- 2018年11月10日~11日
- PT 嘉崎珠美「転倒により胸椎圧迫骨折を受傷 歩行獲得に至ったが片脚立位延長に難渋した症例」
- 埼玉県理学療法士会 西部ブロック川越エリア
- 2018年11月28日
- PT 小林陽平(シンポジスト)「脳卒中リハビリテーションにおける多施共同研究の取り組みと課題」
- 第27回 埼玉県理学療法学会
- 2019年1月13日
- PT 篠田幸奈「脳性麻痺既往により歩行再獲得に難渋した第1腰椎破裂骨折の1症例」
- 埼玉県理学療法士会 西部ブロック川越エリア
- 2017年11月16日
- OT 森田照明「急性期病院の脳血管障害患者における早期退院に関連する因子の検討」
- 第50回 日本作業療法学会(札幌)
- 2016年9月9日~11日
- PT 脳卒中 小林陽平「急性期脳血管障害患者における歩行予後予測モデルの交差妥当性 ―他施設での検討―」
- 第50回 日本理学療法学術大会(東京)
- 2015年6月7日
- OT 松井真理奈「左肩腱板損傷事例への教育的作業療法の一考察」
- 第49回 日本作業療法学会
- 2015年6月19日~21日
- PT 大血管 荒井幹人「当院における包括的心臓リハビリテーションを目指した患者教育パンフレット改編の取り組み」
- 第21回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会(福岡)
- 2015年7月19日
- PT 松下耕平「Stiff knee gaitを呈する症例 ―歩容改善を目的としたエルゴメーターの思考―」
- 埼玉県理学療法士会 西部ブロック川越エリア
- 2015年11月24日
<論文>
- PT 小林陽平 [第15回学術誌掲載論文:優秀賞]
『理学療法学 』機械学習を用いた急性期脳卒中患者における退院時ADLに関する因子の検討 ~XGBoostおよびSHAP解析~ - PT 古谷直弘
『神奈川県理学療法士会・会報』理学療法とセルフエクササイズの併用により身体機能が改善した低栄養進行食道がんの1例 - PT 脳卒中 小林陽平
『理学療法学 第45巻4号掲載』急性期脳血管障害患者における歩行予後予測モデルの交差妥当性 ―当院での検討― - PT 古谷直弘
『日本がん・リンパ浮腫理学療法学会』胃癌・大腸癌患者における術前のPossible Sarcopeniaと術後の合併症および在院日数との関連-後ろ向き観察研究ー
<執筆>
- PT 小林陽平
『脳卒中理学療法マネジメント』基本動作のパフォーマンス改善向けた臨床思考を紐解く(発行:メジカルビュー社) - PT 福原弘之・川野拓紀
『極める 循環器理学療法』5 開心術後 1)冠動脈バイパス術後(CABG)患者に対する理学療法(発行:文光堂) - PT 古谷直弘
『できる訪問看護師と言われるために3年目までに知っておきたい105のこと』Part 1:自宅に「お邪魔させていただく」気持ちで向き合う/Part 2:対利用者、対外侮組織とかかわるからこそマナーがなければ土俵にも上がれない(できる訪看編集委員会(編)発行:メディカル・ケア・サービス)