来院される方へ

適応外使用医薬品の情報公開(オプトアウト)

医薬品及び医療機器等は、医薬品医療機器等法に基づき厚生労働省で承認された方法で使用することが求められます。しかし、治療の必要上、承認内容とは必ずしも一致しない方法で使用すること(適応外使用)があります。

この場合、適応外使用医薬品等を評価する委員会で情報を把握し、使用の必要性や、有効性・安全性等の面から問題がないかを審議し、承認した上で使用することとしています。

上記の使用にあたって通常は、医療者が文書または口頭で説明し、患者さんの同意を得ます。 しかし、科学的に相当の根拠があり、倫理的な問題が極めて少なく、患者さんに有益であると考えられる使用の際は、文書または口頭による説明・同意取得を例外的に簡略化することを、病院内の会議で承認し、 当院のホームページ上でその内容について情報公開をしています(オプトアウト)。

なお、医薬品の適応外使用等で発生した副作用については、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。

患者さんは、その治療内容を確認し治療を拒否することができます。

治療を拒否した場合でも、不当な扱いを受けたりすることはありません。個々の承認内容について詳しくお知りになりたい場合や拒否されたい場合は、主治医または病院薬剤部までお知らせください。

■適応外医薬品のオプトアウトに対する医療拒否通知書

適応外使用薬剤情報(2026.3)

リスク分類 薬剤 適応外使用 文献等

C

内服薬全般

簡易懸濁法よる経管投与

内服薬 経管投与ハンドブック 第3版・メーカー問い合わせ記録

C

抗菌薬全般

髄注

米国感染症学会ガイドライン(2017 Infectious Diseases Society of America's Clinical Practice Guidelines for Healthcare-Associated Ventriculitis and Meningitis)

C

DOAC

慢性DIC

重篤副作用疾患別対応マニュアル 出血傾向(厚生労働省)

C

NSAIDs(内服)

癌性疼痛

がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2020年版)

C

PPSB

ワーファリン、プラザキサ以外のDOAC

脳卒中治療ガイドライン2021

C

アタラックスP注

不眠時使用

月刊薬事 62(8): 1541-1545, 2020.

C

アルプロスタジルアルファデクス点滴静注用

非閉塞性腸管虚血(NOMI)

非閉塞性腸管虚血の診断と治療(日本腹部救急医学会) 他

C

ウルソ錠

イリノテカン下痢予防

がん必須ポイント(じほう)

C

エペリゾン錠

緊張性頭痛予防

慢性頭痛の診療ガイドライン2013

C

エムラクリーム

帯状疱疹後の神経痛

帯状疱疹診療ガイドライン 2025

C

エレジェクト注シリンジ

高カロリー静脈栄養輸液以外の輸液への混注・末梢投与

JASPEN 2022;Vol.4(4-5):183-188. 他

A

エンドキサン錠

間質性肺炎

uptodate Treatment and prognosis of nonspecific interstitial pneumonia (Eur Respir J. 2005;25(3):528.  Intern Med. 2002;41(10):867.)

C

オキシコドン錠

腎機能低下患者に対する非癌性の呼吸困難感

がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン 2016年版

C

ガバペン錠

鎮痛補助

がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2020年版)

C

カプトプリル錠

負荷試験(原発性アルドステロン症診断

わが国の原発性アルドステロン症の診療に関するコンセンサス・ステートメント(日本内分泌学会、日本内分泌外科学会)

C

キシロカイン注

胸膜癒着療法

英国ガイドライン(British Thoracic Society (BTS): Pleural disease guideline )

C

グレースビット錠50mg

ヘリコバクター・ピロリの三次除菌

C

ケイセントラ注

INR2以下で使用

脳卒中治療ガイドライン2021

B

ケタラール静注用200mg

処置・検査時の鎮静・鎮痛

麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第3版Ⅲ静脈関連薬(日本麻酔科学会)

B

ケタラール静注用200mg

人口呼吸管理を要する重症気管支喘息

Binsaeedu et al. Cereus 15(6), 2023 他

C

コルヒチン錠

心膜炎

欧州心臓病学会ガイドライン(European Society of Cardiology (ESC): Guidelines for the diagnosis and management of pericardial diseases (2015))

C

コントミン筋注

せん妄

せん妄診療実践マニュアル(羊土社)

C

サイレース注

せん妄

せん妄診療実践マニュアル(羊土社)

C

酸化マグネシウム錠

イリノテカン下痢予防、低マグネシウム血症

がん必須ポイント(じほう)

C

シロスタゾール錠

徐脈性不整脈

2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン(日本循環器学会)

C

スルピリド錠

食欲増進

月刊薬事 59(9): 1801-1805, 2017.

C

セレネース注

不眠時使用

せん妄診療実践マニュアル(羊土社)

C

セロケン錠

CT検査前

慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)

C

ソセゴン注

胆道疾患や膵疾患による強い疼痛,内視鏡検査時の疼痛緩和

内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)

C

タナトリル錠

高齢者の誤嚥性肺炎の予防

高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015

C

デカドロン注射液

術後嘔気嘔吐抑制

日本麻酔科学会 麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第3版 P90

C

テトラミド錠

不眠時使用

せん妄診療実践マニュアル(羊土社)

A

1%ディプリバン注/キット

経食道心エコー施行時の鎮静

2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(日本循環器学会)

A

1%ディプリバン注/キット

処置・検査時の鎮静・鎮痛

麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第3版Ⅲ静脈関連薬(日本麻酔科学会)

C

トラゾドン錠

不眠時使用

せん妄診療実践マニュアル(羊土社)

C

トランサミン注/錠

抗凝固療法併用化における線溶亢進型DIC

2020 年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(日本循環器学会/ 日本心臓血管外科学会/ 日本胸部外科学会/ 日本血管外科学会合同ガイドライン)

B

ドルミカム注

内視鏡検査時の鎮静

内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)

B

ドルミカム注

セデーション

苦痛緩和のための鎮静に関するガイドライン(2010年版)

C

ナイキサン錠

腫瘍熱

月刊薬事 53 (6) 851-854, 2011.

C

ノイロトロピン錠

線維筋痛症、糖尿病性神経障害・オキサリプラチンによる末梢神経障害

慢性疼痛治療ガイドライン

C

パパベリン塩酸塩注

非閉塞性腸管虚血(NOMI)

非閉塞性腸管虚血の診断と治療(日本腹部救急医学会) 他

C

バラシクロビル錠

ベル麻痺

標準的神経治療:ベル麻痺 2019(日本神経治療学会)

C

パラミジンカプセル

ワーファリン作用増強・安定化

Warfarin適正使用情報(エーザイ株式会社ホームページ)

C

ビソプロロール錠(β遮断薬)

上室性期外収縮の発作予防

2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン(日本循環器学会)

C

ビブラマイシン錠

梅毒

CDC: Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021.

C

フェノバール散10%

胆汁うっ滞型の薬剤性肝障害

厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬物性肝障害 平成20年4月 」

C

プリンペラン錠

吃逆

uptodate Hiccups (Aliment Pharmacol Ther. 2015 Nov;42(9):1037-50.)

C

フロセミド錠

ADH不適合分泌症候群(SIADH)

uptodate Treatment of hyponatremia: Syndrome of inappropriate antidiuretic hormone secretion (SIADH) and reset osmostat(Am J Kidney Dis. 2020;76(2):203. Epub 2020 Mar 19.)

C

ペチジン注

各種内視鏡検査における苦痛軽減

内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン 第2版(日本消化器内視鏡学会)

C

ペチジン注

シバリング抑制

日本麻酔科学会 麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第3版 P73-74

B

ボグリボース錠

ダンピング症候群

月刊薬事 53(4): 559-562, 2011.

C

ボルタレンサポ

ERCP後膵炎予防

急性膵炎診療ガイドライン 2015(日本腹部救急医学会ほか)

C

ミノサイクリン注

胸膜癒着療法

英国ガイドライン(British Thoracic Society (BTS): Pleural disease guideline )

C

モサプリド錠

消化管運動低下による便秘

慢性便秘症診療ガイドライン2017(日本消化器病学会関連研究会)

B

ラボナール注射用

経食道心エコー施行時の鎮静

2021年改訂版 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(日本循環器学会)

B

ラボナール注射用

電気的カルディオバージョン実施時の鎮静

Anaesthesia for cardiOversiOn:thiOpentOne Ⅵ,ith and、「ithout atropine prerlledicatiOn.British Journal of Anaesthesia.1974;46(12):947-952. 他

C

ラメルテオン錠

せん妄に対する夕食後使用

月刊薬事 62(8): 1541-1545, 2020.

C

リザベンカプセル

PTCA後の再狭窄防止

診断と治療 83(10): 1809-1813, 1995.

C

リファンピシンカプセル

感染性心内膜炎

JAID/JSC感染症治療ガイドライン

C

レペタン注

急性膵炎の疼痛緩和

急性膵炎診療ガイドライン 2015

C

ロピオン静注50mg

心停止蘇生後の体温維持療法を実施する症例

INTENSIVIST.VOL15.NO1:152-158;2023-1 他

C

モルヒネ注

心不全での呼吸困難の緩和

2021年改訂版 循環器疾患における緩和ケアについての提言(日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン)

C

非選択的β遮断(プロプラノロール、カルベジロールなど)

食道・胃静脈瘤出血予防(門脈圧低下)

肝硬変診療ガイドライン2020(改訂第3版)(日本消化器病学会・日本肝臓学会)

C

一硝酸イソソルビド

食道・胃静脈瘤出血予防(門脈圧低下)

肝硬変診療ガイドライン2020(改訂第3版)(日本消化器病学会・日本肝臓学会)

審査支払機関における診療報酬請求に関する審査において認められる薬剤

リスク分類 薬剤 適応外使用 文献等

C

アミオダロン注

難治性かつ緊急を要する場合の心房細動または心房粗動

審査情報提供事例

C

カナマイシン錠

肝性脳症

審査情報提供事例

C

クエチアピン錠

せん妄・精神運動興奮状態・易怒性

審査情報提供事例

C

クラリスロマイシン錠

びまん性汎細気管支炎

審査情報提供事例

C

セルシン注

てんかん

審査情報提供事例

C

セレネース注

せん妄・精神運動興奮状態・易怒性

審査情報提供事例

C

テグレトール錠

疼痛

審査情報提供事例

C

テルネリン錠

頭痛

審査情報提供事例

C

ドパストン注

50mg以上の使用

審査情報提供事例

C

トリプタノール錠

片頭痛予防

審査情報提供事例

B

ドロレプタン

中枢性鎮痛薬(麻薬を含 む。)投与に伴う悪心・嘔吐

審査情報提供事例

B

ノボリンR注

GI療法

審査情報提供事例

C

ペロスピロン錠

せん妄・精神運動興奮状態・易怒性

審査情報提供事例

C

ポラプレジング錠

味覚障害疑い

審査情報提供事例

C

メコバラミン錠

突発性難聴,反回神経麻痺、ベル麻痺

審査情報提供事例

C

メコバラミン錠

帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛

審査情報提供事例

C

リスペリドン錠・液

せん妄・精神運動興奮状態・易怒性

審査情報提供事例

C

リボトリール錠

レム睡眠行動異常症

審査情報提供事例

C

ロキソプロフェン錠

頭痛など

審査情報提供事例

C

ワソラン錠

片頭痛予防

審査情報提供事例

参考文献は無いが薬理作用上使用可能と考えられる薬剤

リスク分類 薬剤 適応外使用

B

インスリン(ルムジェブ除く)

食後使用

C

エリスロマイシン錠

びまん性汎細気管支炎

C

カロナール坐剤

成人に対する使用

C

クラバモックス小児用配合DS

成人に対する使用

C

シロスタゾール錠

冠動脈ステント留置後

C

ニゾラールクリーム

1日2回使用

C

ニゾラールクリーム+キンダベート軟膏

1日1~3回使用

C

フランドルテープ

高血圧

C

プリンペラン錠

イリノテカン下痢予防

C

ロサルタン錠(ARB)

慢性心不全

C

乳酸カルシウム

骨粗鬆症

添付文書外の併用・用量だが治療上必要なため使用される薬剤

リスク分類 薬剤 適応外使用 添付文書

A

経口カリウム補給剤

K保持性利尿薬との併用

併用禁忌

A

ドキサゾシン錠

褐色細胞腫による高血圧症でない患者に12mg/日使用

最大用量外の用量

A

KCL注

40mEq/Lを超える濃度での末梢投与

記載濃度外の用法

※情報公開文書の一例

KCL注

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