救急ドクターインタビュー 佐伯有香 医師のページ。急性期医療・外来・入院・手術を行う埼玉県狭山市の病院

自分の目の前で人が倒れた時に助けられるような医師になりたいと、幼少期から思っていました。

救急外来をメインに、ウォークインと二次・三次の救急車搬送の患者さんを診ています。
現在は日勤がメインとなっており、8～9時間勤務し、その中で研修医と一緒に5～20症例くらい診ています。
命の危機に瀕した方を診る時はやはり大変ですが、自分の判断や処置で命を救うことができた時は嬉しく思います。

完全シフト制でオンオフがハッキリしており、プライベートと仕事のバランスがとりやすいです。これまでいくつかの病院で勤務をしましたが、現在が最もオンとオフがハッキリしています。
また、現在妊娠中なのですが、上司や同僚が配慮をしてくれますので、妊娠をしていても働きやすい現場だと思います。

「断らない医療」を実践している救急ですので、ウォークインも救急車も色々な症例の患者さんを受け入れています。それを裏返すと、自分自身が患者となり困った場合に頼りになる病院という証だと思います。

改善点としては、現在、転換期の真っただ中ということもありますが、救急科、総合診療科、集中治療科が同じチームのようで実際は「病棟」と「外来」で分かれ、少し別々に仕事を行っています。今後、それが上手くミックスして、コラボレーションできれば面白いと感じています。

救急科は命を助けることがメインですが、その中でもなるべく患者さんに寄り添えるような医療を提供していけたらと思います。

多くの患者さんが来る時もあります。救急医はそれを同時並行で行うマルチタスクの能力が必要です。
そして、精神的にも肉体的にも辛いことも大変なことも多いと思いますが、その分、嬉しいことも多く返ってくると思いますので、頑張って救急医になってください。応援しています。