常勤医師募集
診療科紹介
診療科の特徴
症例数が豊富な分、時には忙しくなることもありますが、「術後はベッドサイドに張り付いて管理」「休日、夜間関係なく自分の患者さんのことは対応する」などといった文化はなく、時代に応じてオン・オフの区切りをつけることを奨励しています。術後管理は基本的に自分たちで行いますが、症例によってはICU専属医師に協力してもらいながらより良い治療を目指しています。診療看護師はいませんが、他職種との業務分担を積極的に進めており、心臓血管外科医が手術に専念しやすい環境作りを進めています。
診療実績
2021年の心臓胸部大血管手術は412例(開心術 301例、胸部大動脈ステントグラフト 57例、TAVR 54例)、腹部末梢血管は164例(人工血管置換 8例、腹部大動脈ステントグラフト 92例、下肢血行再建 65例)であり、バラエティーに富んでいます。 冠動脈バイパス術ではoff-pump下に多枝バイパスを行っています。僧帽弁に対しては積極的に形成術を行っています。また適応のある患者さんには自己弁温存基部置換を積極的に行っています。さらにここ数年はMICSの症例数、割合が増し、大動脈弁でも僧帽弁でも明らかな除外理由がない限りは胸骨温存MICSを行っています。当院はTAVR実施認定施設ですが、内科だけでなく外科が主体的に関わっているという特徴があります。ここ最近の年間症例数は50例前後となっています。そして、適応を吟味した上で胸部、腹部ともにステントグラフト手術に積極的に取り組んでいるのも当科の特徴です。緊急依頼は断らない、をモットーとしており、緊急手術も多く、循環器内科と協力して緊急疾患(虚血性心疾患、急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、急性動脈閉塞、急性肺梗塞など)に24時間(当直制)対応しています。
設備等の紹介
循環器一般病棟に加え、ICU 12床、CCU 10床、手術室3室(1室はハイブリッド、1室は共用)で、24時間365日、心臓血管外科疾患の診療に対応しています。
取得可能な専門医
心臓血管外科専門医、修練指導医、外科専門医、胸部・腹部ステントグラフト指導医、TAVR指導医
勤務概要
■病棟管理:5~6名体制
■当直回数:4~5回/月(今後は働き方改革の指針に準じて回数を定める方針)
■カンファレンス
月曜日 ハートチームカンファレンス
火曜日 手術症例検討会(心臓血管外科、麻酔科、看護師、臨床工学士、検査技師)
木曜日 抄読会(隔週)
金曜日 手術症例検討会(心臓血管外科)
応募いただく医師へのメッセージ
心臓血管外科は手術エラーが患者の生命に直結するため、若手医師が執刀医となるのは容易ではありませんが、非常に達成感のある仕事です。 当院では、緊急手術を含め豊富な症例数があり、後期研修医の方では簡単な心臓手術から腹部大動脈瘤の術者を務めることを目標としています。 心臓血管外科領域の手術は特に時間を意識しなければなりません。残念ながら今の日本では施設によって手術時間に大きな差があるのが現実ですが、当院の手術時間は全国でもトップクラスであると自負しています。無駄の少ない、効率的な手術が患者さんのみならず手術に関わるスタッフにどのような好影響を及ぼすかをぜひ当院で実感して頂きたいと思います。意欲ある方にはいつでも門戸は開かれています。
募集求人内容
募集科目
心臓血管外科
募集人数
1、2 名
雇用形態
常勤医師
勤務地
埼玉石心会病院・さやま総合クリニック
勤務時間
月曜~金曜:8:30~17:00 土曜日:8:30~12:30 ※詳細はご相談に応じます。
時間外勤務
夜勤・当直有り
応募資格
卒後3年目以降、チームの一員として行動していただける方 ※詳細はご相談に応じます。 多くの学会認定施設となっており、これから専門医を目指される先生方が臨床経験を積まれるのに適しております。 学閥等もありませんので、自由な雰囲気の中で勤務、研修をしていただけます。 ※勤務条件のご希望と経験を考慮し優遇いたします。詳細につきましてはご相談させていただきます。ただちに応募、転職とはいかないが、興味はあるという方もお気軽にご連絡ください。 ※秘密は厳守いたします。
給与・待遇
経験等を考慮し、当院規定に準拠します。
保険・福利厚生
社会保険完備、保養施設その他有り 住宅補助有り ※詳細はご相談に応じます。
休日・休暇
週5.0日勤務:年間休日122日
週5.5日勤務:年間休日97日
夏季休暇、秋季休暇(それぞれ7日前後) 、有給休暇 ※そのほか、研究日や休日(家族のイベント等)の詳細はご相談に応じます。